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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2024/04/09 現在/As of 2024/04/09

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
英語の音声/SOUNDS OF ENGLISH
開講所属
/Course Offered by
外国語学部交流文化学科/FOREIGN LANGUAGES TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES
ターム?学期
/Term?Semester
2024年度/2024 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
木1/Thu 1
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
青栁 真紀子
遠隔授業科目
/Online Course

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
青栁 真紀子 英語学科/ENGLISH
授業の目的?内容
/Course Objectives
英語の「音声」についてきちんと学び、「英語らしい音」とはどのようなものかについて、これまでなんとなく感覚的に判断していたものを、具体的な要素をもって説明できるようになることを目的とする。

英語学習において、語彙/文法/意味表現などに比べて、「聞き取る」「発音する」という音声的な側面については不十分になりがちである。音声の知識や習得は、往々にして各自の感覚や努力、また担当教員の注力の差に左右される。

本科目では、英語の音声面の特徴について、日本語や他言語との比較も交え、また文法や意味などとの関係にも触れながら詳しく学ぶ。 「英語らしい音」また「日本語なまり」を作る要素とその組み合わせについて具体的に学ぶ。 また、高校までの項目を発展させ、「英語らしい音」が単に「英語っぽく聞こえる発音や話し方」だけでなく、「意味の違い」や「談話の補助」を作り出すことも学ぶ。 これらにより、英語音声コミュニケーションの実施や、英語教育における学習や指導に役立てる。

(下部の【メッセージ】も参照されたし。)


* この科目は、外国語学部英語学科の学位授与方針(DP)の2番目に示される、英語の「聞く」「話す」力のうち音声面の向上を図り、4番目の「言語データを分析し論証する」ための初歩的知識を学ぶことにより、教育課程の編成?実施方針(CP)に掲げている「英語を総合的に理解?習得」することを目的としています。
授業の形式?方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
講義に加え、適宜音声練習をする。また、自宅課題(練習問題?紙上エクササイズ)を取り入れ、さらに単元小テストを行う。 全体として音声について理解し、かつ実感しながら学ぶ。

まず教室では、講義の説明をしっかり把握し疑問点を挙げてほしい。適宜、ペアやグループで内容や練習について確認することで理解を向上させる。

自宅課題(練習問題)はほぼ毎回出され、評価される。課題の中から代表的な疑問点や間違いを中心に、教室で全体にフィードバックをする。自分の間違いからさらに理解を深める。

小テストは単元ごとの復習と積み上げを促し、学修のリズムとなる。学期末まで分からないまま進んで崩壊することを防ぐ。

このように、講義での説明と自宅課題を重ね繰り返すことで理解が深まるので、両方でコツコツと積み上げることが成功のカギである。理不尽な質?量ではないが、安易で受け身的な授業参加や自宅課題取組みでは行きづまるかもしれない。音声面に興味がある人、この機にきちんと学んでみたい人に受講を勧めたい。新しい発見があるはずである。


【メッセージ】
?あなたの英語知識、「文法や表現」 と 「音声」のバランスはとれていますか?
   音声について、一度しっかり学んでみませんか。

?英語らしさって何? なぜ言えない、聞き取れない? 「初めて学べば目からウロコ!」

?中高のベテラン教師が 「発音や音声は教えられないよ…」 とよく言います。
   知らなければ、この先ずっと知らない 「音声」 。 今! この機会に学んでほしい。

?1週目から出席を(課題あり)。ゼミ検討者は春か秋にぜひ履修を。春: 木1、秋: 火4。

*この科目は対面授業とする。

事前?事後学修の内容
/Before After Study
知識習得には積み重ね学習が重要となる。学生は事前または事後にテキストの指定部分を読んだり、練習問題などの課題をやってくることが必須となる。事前?事後の自己学習はそれぞれ1時間(最大2時間)かかると思われる。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
現代の英語音声学
著者
/Author name
佐藤寧?佐藤努
出版社
/Publisher
金星堂
ISBN
/ISBN
1997
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
授業内で配布する資料(教材費 200円)
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
平常点(練習、小クイズ、授業貢献等) 約10%、提出課題 約20%、小テスト 約20%、試験 約50%の総合評価による。原則として、評価/単位認定には70%の出席が必要となる。

英語の音声を特徴づける各項目について理解しているか、さらに「英語らしい音」や「日本語なまり」についてそれらの項目の具体例をもって説明できるかどうかを評価の重要基準とする。
関連科目
/Related Subjects
注)「音声?音韻論 a, b」(専門科目、中級相当)を履修する前に、この入門科目「英語の音声」を修得することが強く推奨される。

おすすめ科目
「英語専門講読 I」(火2, バイリンガリズム, 心理言語学)
「英語専門講読 II」(火2,  社会言語学, 先住民言語, 言語の都市伝説)
備考
/Notes
教材費200円が必要。
到達目標
/Learning Goal
英語の音声のしくみを理解し、文法や意味などとの関係も学ぶことにより、英語らしい音の運用や学習?指導に必要な基礎知識を構築する。国際共通語としての英語の多様性を知り、その中での英語音声の運用や学習?指導の意義と目標を設定できる総合力を養う。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前?事後学修の内容
/Before After Study
1 国際共通語としての英語と学習?指導 Lingua Franca  
事後:まとめプリントの作成
2 セグメントとプロソディ 分節と韻律 事前:練習課題
事後:練習課題の確認と訂正
3 英語の母音1
(基本母音、英語の母音の分類)
基本母音、英語の母音の分類 事前:練習課題
事後:練習課題の確認と訂正
4 英語の母音2
日本語などとの比較、綴りとの関係
日本語などとの比較、綴りとの関係 事前:練習課題、小テスト準備
事後:練習課題の確認と訂正
5 英語の子音1
英語の子音の分類
英語の子音の分類 事前:練習課題
事後:練習課題の確認と訂正
6 英語の子音2
日本語などとの比較
日本語などとの比較 事前:練習課題
事後:練習課題の確認と訂正
7 音節とアクセント 音節構造と強勢 事前:練習課題、小テスト準備
事後:練習課題の確認と訂正
8 アクセントと母音 強勢と母音、第二強勢、弱化 事前:練習課題
事後:練習課題の確認と訂正
9 アクセントとリズム フット、言語のリズム 事前:練習課題、小テスト準備
事後:練習課題の確認と訂正
10 文アクセントとイントネーション 音調核と抑揚 事前:練習課題
事後:練習課題の確認と訂正
11 イントネーションとコミュニケーション 除アクセントと意味 事前:練習課題
事後:練習課題の確認と訂正
12 音声と文法?意味の関係 統語?意味構造、パラ言語情報 事前:練習課題、小テスト準備
事後:練習課題の確認と訂正
13 英語音声と外国語習得 目標設定、焦点、方法論 事前:練習課題
事後:練習課題の確認と訂正
14 英語の歴史 音変化 事前:練習課題
事後:期末テスト準備

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