2010年 第22回獨協インターナショナル?フォーラム_成果

2010年 第22回獨協インターナショナル?フォーラム_成果

テーマ: 「Albert Camus: le sens du present アルベール?カミュ:現在への感受性」

2010 第22回獨協インターナショナル?フォーラムポスター

 国際交流センターと外国語学部フランス語学科は、11月19、20日の2日間、天野貞祐記念館大講堂において「第22回獨協インターナショナル?フォーラムアルベール?カミュ:現在への感受性」を開催した。
今回は、アルベール?カミュ没後50年を記念し、カミュに焦点を当て、カミュの作品を新たに見直し、作品に関する知識をさらに深めることを目指し、世界のさまざまな地域(アフリカ、アメリカ、ヨーロッパ、アジア)から研究者?翻訳者?文芸評論家を招き、日本との親和性や文学、政治などさまざまなアプローチでカミュの著作における「現在」を考察していった。
2日間で延べ約500名の来場者が会場を訪れ、カミュが我々に投げかけた〝問いの本質"や彼の著書が放つ〝文学の同時代性"を改めて考える機会となった。
また、フォーラムに先立ち本学図書館と共同で、ジャーナリズムにおけるカミュの足跡を辿る、展示会も開催され、多くの人々が足を止めていた。

(獨協大学ニュース2011年1月号掲載記事より抜粋)

フォーラム成果物

 獨協インターナショナル?フォーラム「Albert Camus: le sens du pr=sent アルベール?カミュ: 現在への感受性」の発表論文集として刊行された日本カミュ研究会の会誌『カミュ研究』第10号

XXIIe Rencontre Internationale de Dokkyo

(2010 Dokkyo International Forum) 発表要旨

テーマ:「Albert Camus: le sens du present アルベール?カミュ:現在への感受性」
11月19日 (於:獨協大学天野貞祐記念館大講堂)
現在の諸相:文学と政治
?アンヌ?プルトー(西部カトリック大学)「現在、カミュが死守するもの」 要旨 全要旨
?東浦弘樹(関西学院大学)「いまを生きる、過去を生きる ?『表と裏』とそのバリエーション」 要旨
?フィリップ?ヴァネ(獨協大学)「ジャーナリストの証言」 要旨
カミュのアルジェリア
?三野博司(奈良女子大学)「ティパサのカミュ」
要旨
?高塚浩由樹(日本大学)「見出されない時 ?『最初の人間』における現在と忘却」 要旨
?ピエール=ルイ?レイ(パリ第三大学)「カミュの作品に現れた<アラブ人>」 要旨
?ナジェット?ハッダ(アルジェ大学)「フランス語アルジェリア文学に宿るカミュの影」 要旨
11月20日 (於:獨協大学天野貞祐記念館大講堂)
討論会「カミュと日本:その親和性」
?ジャン= クロード?ジュゴン(筑波大学)「日本人の時間体験の諸側面:現在は永遠か?」 要旨
?稲田晴年 (静岡県立大学)「カミュと俳句」 要旨
?若森榮樹 (獨協大学)「カミュと日本古典詩における<現在>の意識」 要旨
?有田英也(成城大学)「歴史との闘い ?日本の反近代主義者はカミュをどのように読んだか」 要旨
講演会 I 「アルベール?カミュ:全面戦争と中庸の哲学-文学を通して考察する都市の空襲」
?モーリス?ヴェイエンベルグ(ブリュッセル自由大学)
要旨
講演会 II 「相補的な三角形:世俗、聖性、節度」
?レイモン?ゲイ=クロズィエ(フロリダ大学)
要旨
討論+朗読「現在のアルベール?カミュ」
?レイモン?ゲイ=クロズィエ(フロリダ大学)
?ナジェット?ハッダ(アルジェ大学)
?フワ=ユング?キム(高麗大学)
?松本陽正(広島大学)
?アニエス?スピケル(ヴァランシエンヌ大学)
要旨